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竹中工務店 軽くて安全な天井システム

2016.08.08 17:44

従来の「特定天井」と比べ短工期・低コストで改修にも対応
 竹中工務店(東京都江東区)は先月29日、天井ボードの軽量化、下地部材の大幅削減を実現し、設備機器類を専用パネルに集約して直吊りにした天井システム「Lite―Safe(ライト・セーフ)」(特許出願済み)を開発した。
 建築物の吊り天井は建築基準法に基づき「脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井」(特定天井)に対する脱落防止の技術基準が新たに定められている。一般に従来の天井の耐震化は、天井内にブレース等を設け、接合部を固めることで天井に生じる地震力に耐える設計となっているが、こうしたタイプの吊天井は部材点数が多く、天井自体が重くなる傾向にあった。一方、ライト・セーフは天井仕上げ材となる超軽量なグラスウールボードの両端部を専用アルミ部材に載せ掛けるだけの簡単な構成とし、また、設備機器を天井面と別吊りの設備用パネルに集約することで天井面構成部材等の単位面積質量を2kg/㎡以下を実現した。これにより、従来の「特定天井」仕様と比べ、短工期・低コストでの施工を可能にする。新築に加え、学校や集会場・吹き抜けのあるエントランスホールなどの改修にも対応する。
 オクジュー(大阪市北区)と共同で開発を進め、今年秋頃に商品化を予定している。




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