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三菱地所初の福岡市内オフィスビル開発「(仮称)博多駅4丁目計画」着工 歩行者デッキで「博多」駅接続

2019.05.07 15:16

 三菱地所(東京都千代田区)及び深見興産(福岡市博多区)は福岡市博多区で、4月15日に「(仮称)博多駅前4丁目計画」の新築工事に着手し19日に起工式を執り行った。同物件の竣工は2021年1月末を予定する。
 計画地がある「博多」駅前エリアは、福岡市内からのアクセスに優れている他、福岡空港、JR「博多」駅、博多バスターミナル・バスステーション博多をスムーズに利用できるため、福岡県外からのアクセスにも優れたオフィスエリア。またJR「博多」駅を中心に商業機能が集積されており、就業者にとっての利便性も非常に高いエリア。この中でも同計画地はJR「博多」駅と歩行者デッキによる接続を予定しており、JR「博多」駅から雨に濡れずスムーズかつ快適なアクセスが可能。
 計画地に新築される建物は敷地面積約1500㎡、延床面積約1万2550㎡、地上13階地下1階、鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)のオフィスビル。オフィスフロアは無柱化により、基準階フロアの有効面積約215坪、天井高2・8m、奥行約11~14mと広々とした空間。自由度の高いレイアウトを可能にすることで企業の生産性向上に資する空間を提供する。屋上には就業者向けのテラスを設置することでリフレッシュ空間を提供し、利用者の満足度向上を目指すと共に1~2階部分には商業店舗スペースを設け、街の賑わい創出にも寄与する。
 同計画は三菱地所と深見興産との共同事業であり、三菱地所としては福岡市内初となるオフィスビル開発。福岡市では「博多」駅周辺の活力と賑わいを周辺につなげていく「博多コネクティッド」を推進しており、三菱地所ではグループの不動産開発・運営に関するノウハウ・総合力・実績を活かし、さらなる発展が期待される福岡市中心部における「街づくり」に貢献すべく、開発事業に積極的に取り組むとしている。




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