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「高輪ゲートウェイ」駅周辺開発が本格始動

2019.05.07 15:19

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)が都市計画決定
 JR東日本グループが推進している「品川開発プロジェクト」における開発計画である「『品川』駅北周辺地区の都市計画」が国家戦略特別区域会議および諮問会議を経て都市計画決定を受けた。
 「『品川』駅北周辺地区」には新設される「高輪ゲートウェイ」駅も含まれる。グループでは「グローバルゲートウェイ品川」のコンセプトのもと、関係各所と連携を図りながら2020年頃に工事に着手。2024年頃のまちびらきに向けて同プロジェクトをさらに進めるとしており、新駅周辺の開発が本格化する。
 グループではグループ経営ビジョン「変革2027」のもと「ヒトを起点とした新たなサービスの推進」に取り組んでおり、「CITY UP!」をスローガンに、多様な魅力あるまちづくりの実現に向けて「品川開発プロジェクト」を推進。
 プロジェクトは、まちづくりのコンセプトである「グローバルゲートウェイ品川」にふさわしい景観を実現するため、まち全体のデザイン構想にPickard Chilton建築デザイン事務所と隈研吾建築都市設計事務所を起用した。
 「高輪ゲートウェイ」駅前は「エキマチ一体まちづくり」の象徴として、和を感じられるデザインの新駅と、緑豊かで滑らかな曲線を持つ4街区建物によってつくり出される「360度の広場空間」を形成。街の中心となる4街区建物の外装デザインはPickard Chiltonとともにデザイン検討を進め、外装には「象徴的なアイデンティティの創出」、「ヒューマンスケールな空間表現」、「海岸線を想起させる全体デザインに調和する『フロー』が生み出す良質な空間形成」をデザインの指針としている。
 街全体のデザインでは、各街区の複数建物を「日本列島の島々」に見立てた「アーキペラーゴ(列島)」を創出。かつて海岸線であった場所の記憶を想起させる滑らかな「フロー(流れ)」のような歩行者ネットワークを整備するという。
 建物低層部には各建物の豊かな緑を連ねることで都市に緑の丘を構築。高層部は頂部に統一した動きをつくり、分節で強調した建物コーナーを新駅前広場や結節空間に向けることで建物同士のつながりを持たせ、各建物が個性を持ちながらも「群としての一体感」を表現する。
 また開発プロジェクトの一環として、新たな文化・ビジネスが生まれ続けるための仕組みづくりも実施。世界中から新しいものを生み出したい人たち、またそれを支えたいと思う人たちを集め、共創していくための取り組みを「TokyoYard PROJECT」と名付け、先行して活動を開始する。




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