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大日本印刷 有機ELディスプレーを活用した業務用大型デジタルサイネージを開発

2016.07.25 16:10

 大日本印刷(東京都新宿区、以下DNP)は11日、有機ELディスプレーを活用した業務用大型デジタルサイネージ「DNPマルチサイネージトールビジョン 有機EL曲面タイプ」の販売を10月から開始することを発表した。
 この業務用大型デジタルサイネージは、LGエレクトロニクス・ジャパン(東京都中央区)と共同で、「DNP五反田ビル」のショウルームに導入した。そこで放映する4K以上の解像度にも対応した高精細な映像コンテンツの制作、映像配信システムの提供などをトータルで今後実施する。
 業務用大型デジタルサイネージは、日本初の有機ELの特徴を生かした「曲面」大型サイネージである。55インチの大型有機ELディスプレーを曲面で活用することで、従来製品に無い意匠性とアイキャッチ効果を演出できる。「DNP五反田ビル」では、55インチのディスプレーを24面組み合わせ、約20・8㎡の大型サイネージとして日本で初めて導入した。また有機ELの特長である深い「黒」を表示できるため、映像を高いコントラストで表現することも可能である。
 DNPでは今年10月を目処に同製品を製品化し、大型商業施設やショールーム、公共交通機関、オフィスビル・マンションのエントランス等の設置に向けて販売を開始する。今後は有機ELディスプレーの薄型・軽量・高画質・曲面対応という様々な特長を生かし、設置場所やデザインに制限されない多様な利用シーンでの導入を進めていくと発表。あわせて同ディスプレーに適した高解像度・高品質な映像コンテンツの制作・販売も進めていく予定である。同製品とコンテンツ、関連サービスを含め、平成31年までに20億円の売り上げを目指すという。




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