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野村不動産/日本土地建物 野村不動産と日本土地建物が共同開発 20棟目のPMOシリーズが竣工
2016.07.04 13:56
野村不動産(東京都新宿区)と日本土地建物(東京都千代田区)は共同で開発を進めてきたオフィスビル「PMO日本橋江戸通」が竣工したことを発表した。
同事業は平成26年11月に日本土地建物と事業統合した分割会社日新建物が平成24年より旧小伝馬町ビル建替え計画として検討を進めてきたもの。平成25年3月より、2社が共同して隣地購入を進め(計画地が141坪から302坪へ拡大)、野村不動産がシリーズ展開する中規模ハイグレードオフィスビル「PMO(プレミアム ミッドサイズ オフィス)」の20棟目「PMO日本橋江戸通」として開発を進めてきた。
「PMO日本橋江戸通」ではこれまでのPMOシリーズにない新しい取り組みとしてテナントからのニーズが多くあった打ち合わせ等が行える共用ラウンジ、キッチンやラボ設置を可能とする専有部への給排水設備を導入している。なお、竣工後の運営管理は野村不動産グループにて行う。
建物概要は敷地面積999・65㎡、延床面積は7349・32㎡。地上9階地下1階となっている。
同事業の特長としては、事業比率は野村不動産50%、日本土地建物50%となっている。BCP対策として24時間電力供給可能、テナント用非常発電機スペースの対応。1.類構造体、照明にLEDを採用するなど環境性能を強化した。
また、PMOシリーズ初となるラウンジを1階に設置することでテナントや来訪者がミーティング等に利用することが可能。基準階に多目的スペースを設置することによって打ち合わせスペース、リフレッシュスペース等として利用が可能など様々な特長を有している。