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ペンブローク リアルエステート ジャパン エルエルシー 六本木に複合ビル竣工オフィス稼働45%

2016.06.20 17:12

運営管理は東京ミッドタウンマネジメントが受託
 米国ボストンに本社を置く国際的な不動産投資アドバイザーであるペンブローク リアルエステート ジャパン エルエルシー(東京都港区、以下ペンブローク)は13日、地上14階、延床面積約3万1434㎡のオフィス・商業複合ビル「TRI―SEVEN ROPPONGI(トライセブンロッポンギ)」が竣工したことを発表。オフィススペースは45%、商業スペースは100%成約しており、米国発のスペシャリティストア、バーニーズニューヨークと日本出店4店舗目となるブルーボトルコーヒーが今年下期にオープン予定だ。
 機能性と快適性を追及する設計となっており、特にテナントワーカーの健康や生産性向上を図るために、先進的技術が随所に用いられている。フロアごとに61カ所設けられた温度コントロールゾーン、自然換気システム、床から天井まで広がる採光性の高い窓を導入。免震システムも完備され、極めて堅牢な構造となっている。ビルの管理は三井不動産(東京都中央区)の100%子会社、東京ミッドタウンマネジメント(東京都港区)が担う。
 日本のアセットマネジメント統括責任者であるペンブロークの遠藤高史氏は次のように語る。
 「ペンブロークが日本で手掛ける4件目の開発物件であり、初のオフィスビルです。東京ミッドタウンマネジメント社とともにビジネスと商業両面にて魅力的かつ集客力の高い施設とすべく育てることを、とても楽しみにしております」
 東京ミッドタウンマネジメント代表取締役社長の中村康浩氏は「『TRI―SEVEN ROPPONGI』は当社が『東京ミッドタウン』以外で初めて管理を手がけるプロジェクトとなります。このパートナーシップを通して地域の活性化にも役に立てるのではないかと考えています」と述べている。




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