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NEC 本社内に社員用コワーキング創設
2019.05.13 17:35
グループの価値創造とテレワーク推進を両立
日本電機(NEC、東京都港区)は、グループ社員の能力を最大限に発揮し、新たな価値創造を継続的に推進するためのコワーキングスペース「BASE」(ベース)を「NEC本社ビル」内に新設し、グループ社員向けに今月9日オープンする。
「ベース」は、社員自らが心身のコンディションを整えながら自律的に仕事のしかたをデザインできる場、様々な組織間のコラボレーションを促進し、より創造的な仕事ができる場を目指す。
施設は社内デザイナーを中心とした有志が設計・構築。内部には「オープンワークスペース」「集中スペース」「ミーティングスペース」「リフレッシュスペース」などの多彩な環境やカフェ・図書スペースを用意。また新たな価値創造と社員の健康増進に向けて、先進ICTを用いた検証やイベントを行う。
NECグループでは今回の「BASE」の開設に加え、従来から社内外にサテライトオフィス約40拠点をグループ社員向けに展開しており、今後も時間や場所にとらわれずに仕事ができる拠点の拡大を進めるとともに、グループ全体の働き方改革の実績・ノウハウを活かした製品やサービスを提供する。
また2020年の東京オリンピックを見据えた交通混雑の緩和とともに、生産性を維持し社員の心身の負担を軽減するためにテレワークを活用した働き方を推進。今年度は総務省及び経済産業省が推進する「テレワーク・デイズ2019」の期間中、7月22日から9月6日まで計4週間の集中実施期間を設定し、業務上テレワークが可能な社員全員を対象にサテライトオフィスなどを活用しながら1週間のテレワークを実践する予定。これら取り組みを通じて、スマートな働き方をより一層定着させていく。