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銀座6丁目にツリーハウスをイメージしたビル
2019.05.13 17:42
屋上に桜を植樹したバーを擁する13階建て
銀座612(東京都中央区)は、先月8日に着工した「銀座612ビル(仮称)」(2020年1月末竣工予定)のテナント募集を今月7日に開始した。
同ビルは敷地面積115㎡、延床面積1034㎡、地上13階の鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)。商業ビルや周辺のオフィスワーカー、海外の観光客をはじめ多くの人で賑わう銀座エリアに誕生し、東京メトロ「銀座」駅やJR「新橋」駅からも徒歩圏内という利便性の高い場所で、今後さらなる発展と広域エリアからの集客が期待されている。
隣接する建物と比べて高さがあるため、北東に東京スカイツリー、南西に東京タワーを望む最高の屋上空間を持ち、ツリーハウスのように銀座を一望することができる。
13階と屋上は吹き抜けと外部階段による連続した構造。バーが設置される予定の吹き抜け部分には、シンボルツリーとして桜の木が植樹される。桜をはじめとする四季折々の花で季節を感じながら飲食を楽しむことができる、特徴的な空間になる予定。
建物の照明は街を歩く人々の視線を自然と上に導くように設計され、屋上空間の魅力をアピールするもの。外装は夜間だけでなく昼間歩く人々の視線も集める強いアピール性を持ち、銀座の街にふさわしい上品さも兼ね備えている。
日本の商業の中心地であり、インバウンド観光最大の人気スポットともなっている銀座エリア。今回のテナント募集は、ツリーハウスをモチーフにしたランドマークビル誕生へ向けた第一歩となる。