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大成有楽不動産 「(仮称)浜松町一丁目ホテル計画」概要決定 ホテル開発・投資事業など注力
2019.05.20 11:29
大成有楽不動産(東京都中央区)による「(仮称)浜松町一丁目ホテル計画」、「(仮称)京都七条通新町ホテル計画」の概要が決定した。同社では、不動産の価値を最大限に引き出すために、昨今のホテル需要の高まりや投資家のニーズを受け、デベロッパーとして培ったノウハウを活用し、ホテル開発・投資事業を積極的に展開している。立地や規模に合わせてホテル運営者を柔軟に選定し、それぞれのホテルの特徴を引き出すことで、事業性の最大化を図る。なお現在、東京都新宿区、京都市東東山区においてもホテル計画を進めている。
「(仮称)浜松町一丁目ホテル計画」は、JR浜松町駅、都営浅草線・大江戸線「大門」駅から徒歩3分に位置しており、都内各方面や羽田空港からのアクセスも良く、ビジネスやインバウンドによる顧客の拠点として最適な立地に位置する。客室は、2・3階を男女別のユニット型(カプセル)フロア、4階以上を全室2名以上定員の客室(個室)フロアとした。客室以外にも多様な居場所を持てるこのホテルには、1階に「コモンキッチン」や「和の雰囲気が楽しめる幅の広い杉板の小上がり」、そしてカフェを思わせる「緑豊かなデッキスペース」を配置。また、屋上に「ルーフテラス」を設け、東京タワーを間近に望むことができる。
客室は大きな窓と長いカウンターテーブルを配することで、コンパクトでありながらも開放感と広がり感のあるプライベート空間となる。敷地面積約263㎡、延床面積約1298㎡、鉄骨造10階建て、客室47室・カプセル48ユニット。2020年3月開業予定。
「(仮称)京都七条通新町ホテル計画」は、JR京都駅北口から徒歩5分。新築ホテルの開業が増加している京都において、特に家族やグループでの旅行者に選ばれるホテルを目指した。客室は6割以上を3名定員とし、共有部にはデザイン性に配慮した大浴場と、朝食からランチ、カフェ、バータイムまで営業可能なレストランを設置。外観ファサードは近代町家建築である従前建物の意匠を継承。軒裏の加敷天井や蔵造りを再現し、要所にガラス素材を用いることで街に調和させ、現代のホテルとして再構築した。敷地面積約694㎡、延床面積約2890㎡、鉄骨造5階建、客室数83室。2020年7月開業予定。