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スイッチエンターメイメント 「隙間スイッチ」提供開始
2019.05.27 11:46
3カ月から民泊運営可能 入居のない隙間期間を民泊運用で有効活用
スイッチエンターテイメント(東京都新宿区)は、不動産の空いた隙間期間を短期的に借り上げ民泊運用で有効活用する「隙間スイッチ」のサービスを5月20日から開始した。
新サービス「隙間スイッチ」は、中途半端に空いてしまった不動産の空室を短期的に借り上げて民泊運用(住宅宿泊事業)で、有効活用するサービス。最短で3カ月間の運用期間から対応し、対象エリアは東京23区内。
同サービスは不動産の買取再販をする不動産会社やデベロッパーを顧客対象とする。
不動産を買い取った後、新築を新たに建設するために取り壊そうとしても、住人の立ち退き交渉に時間がかかってしまうケースが多々ある。そのような隙間期間を短期的に借り上げて民泊運用し、オーナー側にも家賃収入が入る仕組み。
通常、短期間での民泊運用で収益を上げることは難しいが、同社が提供する民泊物件向けの部屋退去サービス「撤退太郎」と民泊物件向けの部屋立ち上げサービス「立上花子」を活用し、低コストで物件の設営から撤退まで自社で完結させ収益性を高める。
これまでに都内で15部屋程度、取り壊し予定の物件を約半年間借り上げてテスト運用し実績を上げている。
住宅宿泊事業法には用途地域と消防設備の問題があることから対象物件は限定されるものの、同社では徐々にこの新サービスを広めていきたい意向だ。