週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
吉本がコワーキングスペースを開設 仕事を笑い飛ばす「ラフアウト」
2019.06.03 17:44
東京・渋谷と大阪・中津に今夏オープン
よしもとクリエイティブ・エージェンシー(東京都新宿区)が、コワーキングスペース運営に乗り出す。
東京都渋谷区に2019年7月、大阪市北区中津に2019年8月にオープンする施設の名称は、「Laugh Out(ラフアウト)」。同社で「コミュニティ型Co-Creating&Co-Workingスペース」と位置付ける、新しいカタチのコワーキングスペースだ。
ラフアウトは、「CREATE TOGETHER. Work,Create,Eenjoy!」がコンセプト。施設名の「ラフアウト」とは「笑い飛ばせ!」の意。笑い飛ばすぐらい楽しいモノ、コンテンツ、仕事をつくる場という思いが込められているという。働くだけでなく、創作活動も可能なコミュニティ型スペースとし、日本を動かすユニークな人材が集うことを目指す。
渋谷の施設は区と連携し、新たな時代と街を創る人材の発掘、育成を目指す。コミュニティラジオにおけるオリジナル放送局を開設し、「創る」をテーマに様々な発信を展開。さらに動画配信スタジオやグラフィック制作機材を完備し、定期的にメンターがユーザーの活動をサポートする。セミナーやイベントにも活用でき、創作活動をするよしもと芸人もコミュニティに参加する。1棟3フロアが全てラフアウトの施設で、屋上も利用可能。ドリップコーヒーやクラフトビールの販売も予定している。
大阪・中津にオープンする施設では、キッチンを設け料理にかかわる人材も参画可能。恒常的にアートの展示販売を行い、中津の街と連携した企画を随時実施していく予定だ。
施設運営を請け負うのは、みどり荘(東京都目黒区)。「GRID永田町」や「表参道Commune 2nd」内で展開しているマッチングとソリューションで新たなコワーキングのスタイルを形成した「みどり荘」が、「創ると働く場」に様々なコラボレーションやイノベーションを提案していく。