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首都圏小規模住宅協会 「かぼちゃの馬車事件」を題材に書籍出版
2019.06.10 14:06
首都圏小規模住宅協会(東京都新宿区)代表理事の小島拓氏は4月12日に『融資地獄「かぼちゃの馬車事件」に学ぶ 不動産投資ローンの罠と救済策』(幻冬舎、法律監修に畑中鐵丸法律事務所)を出版した。
不動産投資業界では昨年来、投資家を巻き込む「事件」が相次いでいる。「かぼちゃの馬車」をはじめ、TATERU、またレオパレス21と上場大手も不祥事を起こしている。「かぼちゃの馬車」事件では融資までの方法が問題となり、その被害者数は700~800人と言われている。
小島氏は書籍のポイントとして「被害者にとって最大の問題である、受けた融資をどのようにして返済していくか、になります」と話す。被害者へのインタビューも交えながら、問題解決への方策を提示している。
話題性は大きく、テレビ番組などでも紹介された同書。被害にあった投資家の手引きとなっているのはもちろんのこと、「万一」に備えて読むサラリーマン投資家も多いようだ。