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福岡のシンボル「天神コア」来年3月31日に閉館 2023年新施設オープンへ

2019.06.17 18:37

 福岡のランドマークとして親しまれた「天神コア」が、2020年3月31日に閉館する。福ビル街区建替プロジェクトに伴うもので、西日本鉄道(福岡市博多区)が発表した。
 天神コアは1976年6月5日に開業。時代の変遷とともにリニューアルを行い、主に若年層の女性に向けてトレンドを発信。街の賑わい創出と発展に寄与し続けててきた。
 閉館にあたり、様々なイベントも開催される予定だ。メインイベントとして、今年12月から「天神コアの歴史展」を開催。これまでのポスターや様々な年代の写真展示などを通じ、今の利用者が知らない天神コアを発見する場をつくる。また現在開催中の屋上ビアガーデンでは、かつての街の様子などを振り返る写真パネルを7月中旬から設置予定。9月からは豪華景品などが毎日当たるくじ引きを行うなど、天神コア最後のビアガーデンを盛り上げる。
 福ビル街区建替プロジェクトは、2020年4月以降に「天神コアビル」の解体着手し、2023年12月に第1期ビルの竣工、2024年春の開業を目指す。新たに誕生予定の物件は地上19階地下4階で、商業・オフィス・ホテル・カンファレンスなどで構成される計画だ。




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