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耐震テーブルで避難空間を確保 鉄板内包の高強度

2019.07.01 12:13

 安信(神戸市中央区)の「構―Kamae―」シリーズは建築士が中心となり考案した高強度の耐震小型シェルターだ。
 耐震工事がコスト面等で難しい場合、30万円程度の支出で「シェルター」使用もできるテーブルがあればいざというときに命を守ることができる。
 同社のシェルターは安全性と低コストにこだわり開発された。木製ではあるが鉄板を内包し、60トンから363トンもの荷重に耐えることができる。一般的にテーブルは4本の脚で支えるが、「構―Kamae―」は中央部分にも構造柱を配置しHベースで脚を連結させることにより、捻れ剛性を高め、全体を堅牢な四角い箱のように支えることにより家屋が倒壊してもテーブルの下の避難空間は安全だ。万一、床面が陥没するような事態でも家具の床抜けを防ぎ、避難空間を確保し命を守る。
 デザインや機能性にもこだわり、オフィス用、応接室用としても有用だ。
 居住用であれば「2018年に東京都の耐震化助成制度の対象商品にも認定され、条件を満たせば補助金を受けることができる。このような安価で設置できる耐震小型シェルターがあることを多くの皆様に知って頂きたい」(安信・東京ショールーム)
 オフィス内という身近な場所に、安全な避難空間を低コストで備えることができる。ご一考を。




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