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「三井ガーデンホテル六本木プレミア」2020年1月24日開業
2019.08.13 18:26
日本の美意識を醸しインバウンドにも対応
三井不動産(東京都中央区)および三井不動産ホテルマネジメント(東京都中央区)は、「三井ガーデンホテル六本木プレミア」を2020年1月24日に開業する。
立地は東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅から徒歩約5分、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅から徒歩約7分と交通利便性に優れ、「東京ミッドタウン」や「六本木ヒルズ」といった大規模複合施設にも近い。六本木は国内だけでなくインバウンド顧客にも知名度が高いことから、ビジネス、観光・レジャーのいずれにおいても魅力ある滞在拠点として、国内外の幅広いニーズに応えていく。
同ホテルは全国で6施設目、都内では4施設目の「三井ガーデンホテルズ」のプレミアシリーズとなる。客室は平均約27㎡の余裕ある設計で、全室に六本木の夜景を楽しめる大きな窓も用意。どの客室も2名以上での宿泊が可能で、客室最上階には約60㎡のジュニアスイートも1室設けられる。客室のデザインは乃村工藝社(東京都港区)を起用。照明で六本木ならではの華やぎを演出しながら、漆風塗装や木目の質感により日本の美意識を醸し出す落ち着いたデザインとなる。
インバウンド顧客の要望に応え、館内に宿泊者専用の共用スペースとしてフィットネスジムを設け、また最上階となる14階には、東京タワーの眺望を楽しめるテラス付きレストラン・バーも開業させる。朝は自然光が降り注ぐ空間でセミビュッフェスタイルの朝食を、夜は夜景を楽しみながらディナーを楽しむことができる。
外観・外構のデザイン監修には、光井純&アソシエーツ建築設計事務所(東京都品川区)を起用。外観は寄木や折紙、屏風のような「和」をモチーフに取り入れ、細やかな陰影を演出することで日本らしさを感じるデザインとした。1階のエントランスロビーは自然光が差し込み、彩り豊かな外構の植栽や水盤・アクアウォールにより開放感ある爽やかな空間に。上部には特殊な加工を施したファブリックアートを設置した。
三井不動産グループは、今後も首都圏や全国の主要都市において積極的に新規展開を図るとしている。