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「歌舞伎町一丁目地区開発計画」本格着工 ホテル・映画・劇場などの複合施設が誕生へ

2019.08.13 18:38

 東京急行電鉄(東京都渋谷区)および東急レクリエーション(東京都渋谷区)は、「新宿TOKYU MILANO」跡地を中心とした敷地で推進している「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」の新築工事に8月から本格着工した。併せて宿泊施設の運営者として、東急ホテルズ(東京都渋谷区)の出店が決定したと発表した。
 同計画は世界有数の都市観光拠点である新宿歌舞伎町に、映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設、ホテルなどからなる地上48階・地下5階・塔屋1階、約225mの高層複合施設を整備するものだ。映画館は東急レクリエーションが、劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設は東急レクリエーションおよびソニー・ミュージックエンタテインメント(東京都千代田区)と東急電鉄の3社が出資するTSTエンタテイメントが運営を行う。
 東急ホテルズが運営する宿泊施設は、地上100メートルを超えるルーフトップや、高層階にアートや音楽といった街の文化を織り込んだ客室などを整備するという。歌舞伎町という土地柄、世界のエンターテイナーや、新しい都市体験を期待するグローバルツーリストまでの幅広い顧客層にアピール。映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント機能とホテルが連動することで、宿泊するだけにとどまらない、泊まって楽しむという新しい価値観を生みだすことになるだろう。
 建築設計は、建物外装デザイナーに永山祐子氏を招き、久米設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体とともに進行。ファサード・照明デザインなども同氏と共に計画し、新宿・歌舞伎町のシンボルとなるような都市景観の形成に貢献したいとしている。
 また、前記施設整備とともに街づくりへの貢献として、リムジンバスの乗降場整備や、西武新宿駅前通りのリニューアルなども実施。同施設に隣接するシネシティ広場を中心とした公共空間と一体となったエリアマネジメントを行い、同エリアで進められている「歌舞伎町タウン・マネージメント」とも連携し、人の流れを活発化させ賑わいを創出する。
 東急グループでは、一丸となって、新宿・歌舞伎町のさらなる魅力向上に貢献し、東急電鉄創業100周年となる2022年度の開業を目指す。




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