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神戸市の再開発「大橋7第2工区」特定建築予定者にミサワホームなど
2019.09.24 17:06
神戸市長田区、JR神戸線・西神山手線「新長田」駅より徒歩5分の地で行われている、「新長田駅南第2-C地区震災復興第二種市街地再開発事業(大橋7第2工区)の「特定建築者」の公募が行われ、ミサワホーム(東京都新宿区)、医療法人一輝会、京阪電鉄不動産(大阪市中央区)がともに、「特定建築者予定者」に選定。今後、神戸市により「特定建築者」に決定される予定だ。
神戸市は、1995年に発生した阪神・淡路大震災により甚大な被害を受けた新長田駅南地区において、市街地の復興と防災公園等を中心とした防災拠点の構築や良質な住宅の供給、地域の活性化、都市機能の整備などの再開発を進めている。
一方ミサワホームは、老朽化した病院の移転相談をきっかけに複合開発を行った「ASMACIアスマチ浦安」をはじめ、これまで医療・介護・子育て支援を中心に社会的課題の解決に向けた複合開発やコンパクトシティ型の不動産開発など、未来を見据えたまちづくり事業に取り組んできた。
今回の再開発事業では、医療機関と連携して医療・健康・予防サービスの提供する、病院と分譲マンションの複合施設を計画。物件は地上14階地下1階で、延床面積は1万2660㎡を予定。1階~5階が病院に該当し、6階~14階は分譲マンションとなる。更に広場を活用した地域連携による賑わいを生み出すことにより、地域の人々が健康で安心して生活できる建物にする予定だ。神戸市、ミサワホーム、医療法人一輝会、京阪電鉄不動産で、計画する建物が地元における医療と住宅による複合的な新しいランドマークを目指すとのこと。
着工は2020年12月以降で、竣工は23年2月を予定する。