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三菱地所が「CEATEC2019」に出展 保有ビルに導入するロボットなどを展示
2019.10.07 14:54
テーマは「技術とみらいが交差する街、丸の内」
三菱地所(東京都千代田区)が、「CEATEC2019」に出展する。
「CEATEC2019」は、IT技術やエレクトロニクス技術の国際見本市。今回は幕張メッセを会場に、10月15~18日まで開催される。
三菱地所の出展テーマは「技術と未来が交差する。新しい匂いのする街、丸の内」。丸の内エリアなどで導された、あるいは実証実験されたロボットを持ち込み、稼働状態での展示を行う。
出展ブースは、2021年3月の完了を目指して大規模リノベーションを実施中の「大手町ビル」と、今年5月に丸の内仲通りに設置した100時間限定の公園「MARUNOUCHI STREET PARK」がモチーフ。
展示が予定されているのは、自律移動警備ロボット「SQ-2」や、AI清掃ロボット「Whiz」、自動運搬ロボット「Marble」など。「SQ-2」は、三菱地所が警備業務にかかわるデータやビル管理のノウハウを提供し、SEQSENSE社(東京都千代田区)と共同開発したロボットで、今年8月からは三菱地所本社が入る「大手町パークビルディング」の警備に導入されている。
ソフトバンクロボティクス(東京都港区)製の「Whiz」は、三菱地所グループの所有ビルや運営管理する施設などで導入を進めているもの。
「Marble」は今年5月に日本に上陸し、三菱地所と戦略的パートナーシップ協定を締結する立命館大学のキャンパス内や「大手町パークビル」周辺で実証実験を行った自動運搬ロボットだ。三菱地所は「街作りにおけるロボット活用・導入のありかたについて、ロボットの実機を交えつつ紹介する」としている。
またブースでは日替わりミニセッションを毎日開催。三菱地所が運営するコラボレーションプラットフォームの入居企業や、三菱地所が出資するスタートアップ企業などが登壇する予定だ。