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住友不動産 「新宿ガーデン」街区全体竣工

2016.04.11 13:23

高さ150mの免震タワーを核とした防災性の高い街が完成
 住友不動産(東京都新宿区)は5日、「高田馬場」駅の南側、緑豊かな戸山公園に隣接する約2・4haの広大な敷地で開発を進めていた職住近接の街「新宿ガーデン」(街区名称)の街区全体が先月31日に竣工したことを発表した。
 事業の中核となる超高層免震タワー「住友不動産新宿ガーデンタワー」(地上37階建て、高さ150m)の周辺には教育機関や木造密集市街地など住宅エリアが広がる。住友不動産は土地取得後の開発構想段階でオフィス立地としてのポテンシャルに着目し、土地利用転換を図り「賑わい・交流、業務、都心居住等」の多様な機能を複合させたビジネスエリアの形成を意図した。周辺環境に配慮し地域と調和した一体的な開発を行うため、公共に資する整備を提案すると共に、地域の防災拠点としてイベントホールを帰宅困難者の一時滞在施設として地域に開放するなど、災害時において安心・安全な街づくりに注力。
 「新宿ガーデン」の中心となる「新宿ガーデンタワー」はJR山手線、西武新宿線、東京メトロ東西線、副都心線の4路線が利用可能という「交通の結節点」に位置し、充実したBCP対策(免震構造、停電時の3重のバックアップ等)、最先端のオフィススペックが評価され全フロア内定での稼働となった。入居テナントの多くはIT・システム系だが、各テナントは高度なBCP対応性能に関心を寄せていた。免制震構造などにいち早く取り組んできた同社のビルづくりの安全性に対する考えが評価された。
 また、同敷地内には山手線内で最大級の整形無柱空間、約2300㎡のイベントホール「ベルサール高田馬場」も開業。展示会や学術セミナーなど多種多様なシーンで利用が可能。




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