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三井不動産/UDCKタウンマネジメント 安心・安全の提供と人流分析など目的に「柏の葉キャンパス」周辺にAIカメラを設置

2021.09.27 11:56

 三井不動産(東京都中央区)と、同社が開発を進める「柏の葉スマートシティ」の街づくりを推進するUDCKタウンマネジメント(千葉県柏市)は、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅周辺にAIカメラを29台導入し、住民の安心・安全・快適な暮らしを提供する新たなエリアマネジメント活動を開始する。AIカメラは、クリューシステムズ(東京都千代田)が提供し、画像解析はニューラルポケット(東京都千代田区)のAI画像解析技術を活用している。
 今回の取り組みは、屋外公共空間にAIカメラを設置し、AIによるリアルタイム画像分析により通行人の異常行動や立ち入りの検知ならびに人流分析を行う。得られたデータを活用することで、「柏の葉スマートシティ」における安心・安全・快適な暮らしへ役立てていく。街区における同取り組みは国内最大規模となる。
 今月にはアクアテラスエリアにおける立ち入り検知を行う。雨天に伴うアクアテラス(調整池)の増水時や夜間の立ち入り禁止帯などにおける人の立ち入りをAIカメラにより検知。立ち入りを検知した場合、柏の葉キャンパス駅周辺街区を管理する警備員へ自動でメールが送信され、現場確認までのロスタイムを削減し事故防止活動を強化する。
 「柏の葉キャンパス」駅周辺およびアクアテラス周辺では人の流れを分析し、分析データをイベント企画や街づくり検討等に活用。また、AIカメラで取得した人流データを含む街のデータは、業種・業界を横断してデータの連携を可能とするプラットフォーム「Dot to Dot」を利用しデータ利用者へ連携することを検討している。大学や研究機関、事業者へ街のデータを連携することで、街づくりに寄与する研究や新たなサービスの創出などが期待されている。
 また、「柏の葉キャンパス」駅西口・東口周辺エリアにおいて通行人の異常行動(倒れる、うずくまる等)や凶器をAIカメラにより検知する。異常行動や凶器を検知した場合、「柏の葉キャンパス」駅周辺街区を管理する警備員へ自動でメールが送信され、現場確認までのロスタイムを削減し事故防止活動の強化が考えられている。異常行動検知は、今月~2022年3月は試験期間として現場で検証を行う。検証期間中は平日日中帯での意図的な検証を実施するのみで、警備員の駆け付けは行われない。




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