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三協アルミニウム工業 アルミ建材の抗菌対応表面処理法を開発 ビルテナントの清潔志向に対応

1997.01.21 14:07

 三協アルミニウム工業(富山県高岡市)では、この程、、アルミ建材の抗菌対応表面処理法を新たに開発、今年度中に商品化していく方針だ。
 これは、ビル用アルミ建材の表面処理(陽極化被膜)の上に、安全性の高い抗菌性アクリル樹脂系電着塗膜を施す塗料技術。従来のアルミ建材と同様に無害。一般的に実施されているフィルム密着法による抗菌性試験では、黄色ブドウ球菌や大腸菌に対し24時間後の菌死滅率が99%以上と言う抗菌性能を発揮している。
 また、銀系無機抗菌剤を使用したコーティング膜によくある光による変色もなく、高耐候性、従来のアルミ建材と同様の表面処理性能を持っているという。
 現在では、環境問題などから各テナントも清潔志向が高まっており、こうして抗菌性建材の需要が徐々に高くなってきている。同社では2年程前から東亞合成(東京都港区)との間で共同開発に着手。研究を重ねてきたもの。




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