週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

土木学会 土木・建築学会共同で耐震設計基準統一化 1~2年をめどに策定

1997.02.01 17:10

 土木学会(松尾稔会長)は、耐震設計を日本建築学会(尾島俊雄会長)と共同で検討しており、今後、耐震基準を統合化し、簡素化することを発表した。
 現在の耐震基準の設定は、ビルや住宅は建築基準法が一律に定めているが、土木では道路橋は建設省、鉄道トンネルは運輸省など構造物ごとに異なる。そこで土木学会は、建築物と土木構造物の区別は必要ないとし、都市防災性を高めるためにも、基準の統合化が必要であるとした。第一歩として、土木学会内に、複数の研究小委員会を設置し、1~2年をめどに過去の地震の被害事例などをもとに、簡素化した耐震設計を耐震基準に盛り込む予定。




週刊不動産経営編集部  YouTube