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資生堂ザ・ギンザ 新店舗を銀座4丁目にオープン 教文館・聖書館ビル1・2階の約150坪 情報発信基地のコンセプトで構成

1997.02.21 16:47

 撤退した銀行の銀座・1階店舗跡に入る事で話題になった資生堂のザ・ギンザがオープンに向け、急ピッチで建設が進められている。今春オープンの同店舗は、これまでの既存店とは一線を画し、キャリア女性の為のプライベートブティックを目指したつくりにする。高額賃料で契約した事でも知られる、その概要について、詳しい内容をレポートする。
 資生堂(本社東京都中央区・福原義春社長)が、中央区銀座4丁目に新たに「ザ・ギンザ銀座四丁目店」をオープンさせる。
 同社が、ザ・ギンザ四丁目店を開店させるのは、銀座中央通りと松屋通りの角にあたる教文館・聖書館ビルの1・2階のスペース、約150坪。
 資生堂では、既に中央区銀座に次いで、22年前にザ・ギンザを出店させており、これまでの既存店とは違ったコンセプトでの店づくりがなされる予定だ。
 まず、ザ・ギンザ四丁目店では、ユーザーのターゲットを、仕事やプライベートライフを、生き生きと活動的に過ごしているグローバルキャリアに絞り、キャリア女性の為のプライベートブティックを目指している。
 そして、ザ・ギンザがプロデュースするふぁっ審の情報発信基地としても、さまざまな状況に応じたワードローブを提案していく予定だ。
 その為、教文館の1階には注目ブランドを集積。米・ニューヨークから日本に初上陸する「IS☆☆C」をはじめ、「トラカ」、「アナスイ」など、話題のブランドを集めている。
 また、聖書館1階には、ザ・ギンザが提案するキャリア女性のクローゼットフロアを構築。グッズ、アクセサリーからウェアまで、トータルにインターナショナルブランドがラインナップされる。
 中でも、この聖書館の1階にはカフェコーナーも併設し、資生堂パーラーが現店舗より移転。ユーザーに対して多様化するサービスを提供する工夫がなされている。
 さらに、聖書館の2階にはザ・ギンザが初めて本格的に手掛ける「インティメイツフロア」を設けており、自分の時間をより大切にする為のキャリア世代に向けて、リラクシングウェア・バスタイム関連商品も集めたコーナーも完備させている。オープンは今年3月22日(土)の予定。




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