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生駒商事 米国大手 不動産サービスで業務提携 世界規模の情報ネットワーク確立へ
1997.02.21 16:49
ビル仲介大手、生駒商事(東京都港区 花谷立身社長)ではこの程、米国最大手の不動産サービス会社CBコマーシャル社との業務提携を発表した。
CBコマーシャル社は5年程前より、ロンドンを拠点とするDTZ社や香港を拠点とするCY、Leung社と提携することで世界規模のネットワークを構築して来た。一方、生駒商事では10年ほど前よりNYに支店を開設し、また国際事業部を設置するなど、早くから米国に進出する企業や外資系企業への不動産コンサルティングサービスに注力してきた。
今回の提携は同社が、より世界的視野に立った不動産サービスを強化するため、1年前より慎重にパートナー選びを行なってきたもの。このネットワーク参加により、米国のみならず欧州、中国・東南アジアなど33ヵ国、202都市とのネットワークを構築することになる。
今後同社では世界中のオフィス、店舗などの情報提供のほか、外資系企業へのコンサルティング、全世界の投資家に対し、日本への投資案件の紹介などを行っていく。
さらに、「人的交流を活発化させることにより、コンサルティングのノウハウの交換や人材育成なども強化していきたい」(琴屋伸一経営企画部長)。
近い将来にはこのネットワークをインターネットで結び、文字どおりの相互情報ネットワーク化を推進していく方針だ。