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ホシザキ電機 電気分解で強力な殺菌 小型電解水生成装置を発売 初年度2000台を見込む
1997.02.21 16:53
ホシザキ電機(愛知県豊明市)では、昨年10月に水道水を強アルカリ水と強酸性水に分解する小型電解水生成装置「ROX-20TA」を発売した。価格は100万円。同社の従来製品と比べ、本体の体積を約七分の一、重量を約三分の一と大幅に小型化した。また、価格も従来品の約三分の一に抑えた。初年度2000台の販売を見込む。
水道水などに食塩を加えて電気分解し、強アルカリ水と強酸性水を生成したものが電解水。強力な殺菌力があり、飲食店や食品加工場などでの殺菌に有効だ。病原性大腸菌O-157問題で飲食店の殺菌対策が取りざたされたが、「影響で引き合いが殺到している」とホシザキ東京施設環境機器部・山形和之課長は話す。
新製品の電解水生成能力は従来品の約1.5倍から2倍の毎分4リットル(最大瞬時)。メンテナンスは設置後2年目からで。年間5万4000円。ランニングコストは1リットル当たり約0.4円。
また、同社はオフィス用給茶機を年間1万5000台販売しているが、同機を導入したオフィスに対して衛生管理の必要性を訴えている。清掃義務については