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川崎市開発マイコンシティ 川崎市が研究開発企業を誘致 平米27万~29万で土地を分譲

1997.02.21 16:54

 川崎市は、川崎市麻生区栗木において、約21.6ヘクタールの土地を地元地権者から購入し、マイコン関連企業の集積を図る「川崎マイコンシティ」を整備、平米当たり27万円から29万円で分譲中だ。土地の購入資格は、購入者自らが研究開発事業を行う企業であること。小田急電鉄と個人の所有する第Ⅱ期区はまだ分譲されていないが、川崎市所有の32区画中3区が購入され、現在ビル建設が始まっている。
 栗木地区は小田急線新百合ヶ丘駅から小田急多摩線に乗り換え、3駅目の黒川駅で下車したところにある。黒川駅北部周辺はすでに「マイコンシティ南黒川」として開発が終了しており、アスキーや日放電子など10社のエレクトロニクス・通信情報企業誘致に成功している。栗木周辺は畑と緑が多い地区ではあるが、川崎市による都市開発事業で今後の発展が望める地域となった。




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