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交遊録 中小企業診断士の資格取得時 先生と生徒の間柄から親友へ サンスペース 代表取締役専務 伊藤正裕氏

1997.03.21 14:53

 三井不動産販売の開発室長として、幾つもの事業を立ち上げ、平成6年設立されたサンスペースの代表取締役専務に就任した伊藤正裕氏は、昭和23年生まれと、まさに自他ともに団塊の世代を認める人物だ。そうした時代背景から、交遊関係も、仕事を通じての間柄が多いと言う。
 「私共の世代は、大学時代には日米安保闘争など、学園紛争を体験しています。しかし、会社に入るまでは、ほとんどの仲間は、ノンポリをきどった自由人でした。その反動じゃないでしょうが、会社に入社し、社会に出てからは、仕事人間になると云う人達がほとんどでしょう。かくいう私も、そうした仕事中毒の一人でして、ゴルフなど遊びを通じての仲間はほとんどいません。しかし、本業以外の中小企業診断士資格を取得する為、勉強していた時に知り合った、社会生産性本部の主任コンサルタントである鈴木康雄氏とは、腹を割って話し合える関係です。鈴木さんと出会ったのは、今から6年前の事で、先生と生徒と言うのが最初のきっかけでした。その後、私が経営コンサルタントの資格試験に合格してからは、いち友人として親交を深めています。特に鈴木さんとは、世代も環境もまったく違うのが、馬が合う理由で、お互いの違った経験が、今の仕事にも役立っているのが、いい関係が続いている理由でしょう」。




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