週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

リンテック 視覚障害者誘導補助の新システム 4月1日より全国一斉に販売開始

1997.04.21 10:55

 リンテック(本社・東京都板橋区)では、4月1日から、音と音声による視覚障害者誘導補助システムを全国一斉に販売を開始した。
 同システムは、リンテックとサニー・シーリング(本社・宮崎県都城市)と共同で開発されたもので、従来の白杖に相当する、アンテナ付きの専用杖とスキャナー、そして床面に施工される特殊な共振タグとで構成されている。今回開発されたホワイトナビゲーションシステムは、これまでと違った全く新しいシステムで、連続的に発せられる音や音声によって、視覚障害者を、より安全にかつ正確に目的場所まで誘導するというもの。設置対象は、病院、老人保健施設、障害者リハビリセンター、公共施設、ホテル、ショッピングセンター、空港、駅舎、さらに複合ビルなど不特定タスの人達が利用する施設などにも適している。価格は、標準セット一式で364万8千円(税別)。この標準セットには、アンテナ付き白杖4本、スキャナー4台、共振タグ(ロール)幅65ミリが、1000メートル分含まれている。同社でが、初年度に(工事費込み)3億円の販売の目標に据えている。




週刊不動産経営編集部  YouTube