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スーパー24 ロボットが商品を搬送 無人コンビニオープン

1997.04.21 11:05

 スーパー24(東京都荒川区)では、ロボット搬送システムと銀行のATMを組合わせた自動販売店舗システムを開発、4月4日に「ロボショップ・スーパー24」として第一号店をJR錦糸町駅近くにオープンさせた。
 同店は、いわゆる24時間営業の「無人コンビニエンスストア」。およそ25坪の面積に約2500アイテム(商品)がショーケース内に陳列されており、利用者はその中から欲しい物を選択し、その番号を機械に入力、現金を支払えば搬送ロボットが商品を自動的に取り出し口まで運んできてくれる仕組み。無人店舗というスタイルのため、人件費を大幅に削減することができる。また、店舗に置いていない商品や大量に購入したい場合には、備え付けのタッチパネルにより検索し、FAXで注文すれば指定先まで配送してくれる。
 当初、同店ではこのシステムを2月に実用化する方針で進めていた(本紙1月22日号詳細)。しかし、より信頼性あるシステムを確立する為、予定より2ヵ月遅れの4月に変更したという。
 「この店舗を今年中に20店舗に拡大していきたいと考えています」(金塚社長)。




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