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日立機材 昨年度施工実績12万平米 リニューアル向けスチール製OAフロアが好調

1997.05.21 13:48

 日立機材(東京都江東区)では、スチール製のOAフロア「インナースチールIS500J」平成6年8月から販売しているが、昨年度の施工実績が月間15万平米、売り上げ1億円と好調だ。今年度は20万平米を見込んでいる。
 この製品は、低床用の置き敷きタイプ。床高は40ミリから100ミリまで対応が可能で、オフィスのOA機器配線容量や床の状態に合わせてフレキシブルな対応ができる。
 配線は主に溝下に収納するが、その溝パネルも他のパネルと同じサイズのため、大容量が収納出来、レイアウトが簡単。パズルの様にパネルを脚部にはめ込むだけなので、工事能率も従来の製品より1.5倍にスピードアップした。既存の床に置くだけで設置可能なため、リニューアル用途に適している。
 「従来販売してきたタイプと比べ、レイアウト変更が簡単で施工性も大幅にアップしています」と内装事業部島田順弘部長は話す。また、オプションによりコンセントなどを豊富に取り揃え、様々なユーザーニーズに応えられる体制を整えている。
 1ユニット当たりのサイズは500ミリ四方で、厚さ12ミリ、重量は平米当たり22.4キロと軽い。強度については300キロの荷重に対し、たわみは2ミリで、フリーアクセスフロア工業会の規格に準じたもの。
 設計価格は平米当たり1万3000円から。




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