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リクルート　インターネット通じ事務所情報を開示「週刊ふぉれんと」と連動し需要拡大狙う

1997.05.21 13:49

　リクルート（東京都中央区）では、不動産情報誌「週刊ふぉれんと」誌上にある「貸事務所・店舗・倉庫・工場情報」ページを強化する。6月4日より雑誌と連動してインターネット上でも情報発信を行っていく予定だ。
　同社では、昨年2月より自社のホームページ「Mix Juice」内で、賃貸情報「ふぉれんとらくらく部屋探し」を開設、雑誌掲載分約3万件を公開しており、今年に入って月間約400万件のアクセスがある。「貸事務所・店舗情報」はこのページの中の一つとなる。
　このページは、使用用途（事務所・店舗等）、エリア別に検索でき、画面には立地、賃料、面積、その他設備等の特記事項の他、取り扱い不動産会社名が表示される。
　同社がこの3月に実施した、利用者アンケートによると、インターネット上で物件を検索し、不動産会社に問い合わせた割合は、半数を超えており、「インターネットでの物件探しが一般に浸透しつつある」（同社ふぉれんと事業部）。また加えて、この1～2年のベンチャーブームにより、事務所のニーズが高まってきたことが、今回の開設の大きな要因となった。
　同情報誌の特徴は、中小規模のビルが多いこと。したがって、個人でオフィスを探しているユーザーや、地方から首都圏へ進出する企業の事務所探しに、大きな成果があるとみている。
　現在、雑誌「週刊ふぉれんと」には、事務所情報が毎週約700件掲載されており、1物件の掲載料は1万1000円。情報誌に掲載さえすれば自動的にインターネットにも掲載される仕組み。同社では、このサービス開始により、当面1000件の物件情報を掲載していく予定だという。