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トーアテック 社名も変更し製造・販売に注力 効果的な洗浄力を発揮する中性洗剤開発 外壁の材質を傷めず汚れを分解

1997.06.21 14:45

 トーアテック(東京都渋谷区・佐藤正和社長)では、外壁材質を傷めず、汚れを分解出来る、外壁用中性洗浄液を新たに開発、代理店である工事会社を通じて、洗浄液のみならず、施工ノウハウの販売に注力する。
 同社が開発した中性洗浄液は、アルミやステンレスなどの金属系パネルをクリーニングするもの。こうした金属系の建材は、洗浄力の高い洗浄液を使用すると、材質を酸化させ、変色などにつながるケースがある。その為、中性洗浄液を使わざるを得ない。
 しかし、一般的な洗浄液では、洗浄力が低くなり、満足な洗浄効果が得られないのが難点だ。そこで、同社では外壁材質を傷めず、水垢等を分解する促進剤を合わせた、新しいタイプの製品を開発。また、特別な施工方法により、仕上がりもムラ無く洗浄出来ると言うものだ。この商品ケミクリーンは、上記の特徴の他、泡が少なく、洗浄排水の処理も容易であり、また環境にも優しい商品だ。
 さらに、このケミクリーンには、タイル外壁のカルシウムを落とす、専用の洗浄液タイプも有る。この商品の場合、コンクリート内部のカルシウムが雨水によって表面に流れ出し、雨水中の炭酸ガスと結合して出来るエフロを効果的に落とせる製品だ。
 尚、トーアテックは、旧トーア・フランチャイズサービスで、洗浄液の製造に傾注する為、7月1日付でトーアテックに商号変更されるもの。




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