週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
<トップインタビュー>顧客ニーズによりビル仲介にも進出 中小規模ビルを積極的に斡旋 長谷工ライブネット 賃貸住宅営業部長 仲野正雄氏
1997.07.01 15:16
―住宅斡旋に実績があると聞きますが。
仲野 当社はこれまで法人を中心に200社以上の社宅を斡旋してきました。ソニーへ約1800戸、野村総研へ約1900戸の実績があります。
―現在は、住宅だけでなく、オフィスビル仲介も展開しているそうですが。
仲野 ここ数年、クライアントである企業から新規事務所斡旋のニーズが高まっており、昨年の6月からビル仲介を始めました。
―何名で活動しているのですか。
仲野 スタッフは3名ですが、ニーズが高まり次第、増員する予定です。
―積極的な営業を展開しているようですが。
仲野 賃貸住宅情報誌での広告掲載や、大手クライアント企業を中心にPRしています。
―実績は。
仲野 ビル仲介チーム発足後まもなく、ソニーの案件をまとめました。最近、企業から依頼される案件の中では、営業所や事務所などの他に、アウトドアショップや郊外型店舗、コンビニなど店舗ニーズも目立っています。しかし、当社が管理する物件は、100坪内外の大型物件が多く、ニーズの高い40~50坪レベルの小規模管理物件が少ないため、大手仲介会社の協力を得ているのが現状です。
―御社がビルを選任仲介する予定は。
仲野 専任やサブリースではなく、媒介を中心に展開していく予定です。企業からのニーズは住宅斡旋だけに留まりません。そこで、今後は、ビルオーナーを新規に開拓し、当社で仲介する中小規模ビルを増やしていきたいと考えています。