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三井不動産 港区芝の区画整理地を中央信託銀に売却 譲渡価格約270億円 損失は約147億円

1997.09.01 13:09

 三井不動産(東京都中央区)では、東京都港区に保有する土地、4717平米を、中央信託銀行(東京都中央区)に譲渡する事になった。売買契約締結予定は、平成9年9月17日、引渡は、平成10年3月31日を予定している。譲渡価格は、265億4400万円。これにより発生する損失見込額は、147億3400万円で、98年3月期に特別損失として計上する予定。しかし、業績予想には織り込み済み。
 同社が合同売却することになった、東京都港区芝3丁目の敷地は、以前より、三井不動産が底地を持っており、現在進められている区画整理が完了後、業務用施設を建設し、賃貸事業を展開する計画であった。しかし、今回中央信託銀行からの取得要請を受け、事業方針を変更したもの。尚、中央信託銀行では、同地に21階建て、160億円規模の本店ビルを建設すると見られている。




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