週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

サンデン 100畳の空間を20分で消臭 空気清浄機との併用も

1997.09.21 12:44

 コンプレッサを主要製品とし、今期年商1600億円を見込むサンデン(本社・東京都台東区)。同社の住環境事業部が現在力を入れているのが、除菌消臭器「サナジェットコンパクト」の販売である。
 消臭器というと従来は、加熱蒸散やただ風を送るだけの自然蒸散方式が主流だった。だが、同社の者は噴霧式である点が特徴だ。
 「消臭剤メーカーと共同で抗菌作用をもつ消臭液を開発、それをボタン一つで噴霧する方式です。わずか100ccの消臭液で100畳の空間を20分で消臭します」と内山住環境事業部主管。
 用途は一般オフィスのほかホテル、カラオケルームと幅広いが、オフィス仕様の場合は、やはりたばこ7の臭い対策が最も多い。最近では空気清浄機とのマッチング事例も、出てきていると言う。
 サナジェットコンパクトは、今年の4月から全国20社程の代理店で販売されており、現在の出荷台数は1000台程、今年度中に3000台の販売を見込んでいる。本体価格は12万7000円。外形寸法は高さ2600ミリ、幅360ミリ、奥行き122ミリとまさにコンパ口な大きさとなっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube