週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

大気社 小型の高速ガラリを開発 水切り、騒音防止に成功

1997.10.01 12:05

 大気社(東京都新宿区)では、従来の半分の大きさの「高速ガラリ」を開発、販売している。
 ガラリとはビル等の吸気口や排気口に取り付け、暴風雨をしのぐ機能をもつもの。
 建築家はビルの耐久性やテナント数を増やすという観点から、その大きさを制限する意向だったが、技術的なことが壁となり、なかなか実現にいたっていなかった。
 高速ガラリでは、細かな凹凸をもつエリミネータを波型にし、かつ縦型構造にすることで水切りをほぼ完ぺきに行い事故発生音もほとんど生じないようにした。
 「現在、中野坂上の再開発ビル等に導入されている」(久保田一輝技術企画室長)ということだ。




週刊不動産経営編集部  YouTube