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従来の20%コア径採取でOK 銭高組など3社共同でコンクリート強度新推定法開発
1997.10.01 12:06
銭高組(大阪市)は、日本国土開発、前田建設工業と共同で、構造体のコンクリート強度を簡便に推定する方法を開発した。
同方法は、直径2センチのコンクリートコア(円形試供体)を構造物から採取して圧縮試験を行い、補正係数に乗じて推定するもの。
既存建物の耐震診断を行うためには、直径10センチ程度のコア採取が必要だったが、柱は梁などの主要構造部材からも採取でき、また、過密鉄筋の構造物でも鉄筋を傷つけずに採取できる。
今後は既存建物以外に、新築構造物の建物のコンクリート強度の推定にも、この方法を採用する方針だ。