週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

アソシエイト 来年からオフィス事業部新設 営業エリアを拡大し管理業にも力を入れる

1997.11.21 17:20

 不動産仲介専門のアソシエイト(東京都豊島区)では、来年1月からオフィス事業部(仮称)を新設し、ビル仲介・管理業に本腰を入れる方針である。
 同社は平成4年に設立されて以来、池袋を中心に賃貸住宅・賃貸ビルの仲介、管理に携わってきたが、今までは住宅とビルの両事業を同スペース内で営業しており、管理業については、ほとんどが住宅部門の分野だった。今後はそうした状況を一新、ビルの隣室を新たに借り受け、新事業部として発足させるわけだ。
 この背景には、全国的に景況感の低迷が取り沙汰されているものの事務所のニーズは必ずしも悪くはない点があげられる。特に池袋界隈では、コンピューター関連の中小企業や専門書店をはじめ、テナントニーズが拡大しており、物件の供給不足の状態にあるという。
 「今後は豊島区に加え、中央、港、千代田、品川、新宿、渋谷、文京各区を中心に都内全般に事業範囲を広げていきたい。また、ビルに関してはほとんど仲介専門でしたが、今後は管理物件の増加に努めます。そのためのデータの蓄積も図りたい」と山本茂治社長は話している。




週刊不動産経営編集部  YouTube