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1997.12.01 16:55

■日立ビルシステムが「踏段清掃機」開発 連続的清掃により踏み面清潔感維持
 日立ビルシステム(本社・東京都千代田区・深山俊彦社長)では、この度エスカレーターの「踏段清掃機」を開発、販売を開始した。この「踏段清掃機」は、日立製のエスカレーターに取り付ける事で、自動的に踏み面をきれいな状態に維持出来るもの。また同製品は、新製品のエスカレーターはもとより、昭和56年以降のステンレス製踏段採用のエスカレーターにも適用できる。こうした商品が開発された背景には、踏段の清掃は既存の清掃用具等で実施していたが、きれいな状態が長続きしない等の課題があった為。今回開発された商品では、踏段の清潔感を継続出来る工夫が随所になされている。

■イトーキが12月より新製品を発売 ATM対応の「電動式スライド装置」
 イトーキ(本社・東京都中央区・伊藤七郎社長)では、「ATM電動式スライド装置」を12月より新発売する。従来のATM機では、設置する場合に、現金カセット詰め替えなどで、メンテナンスを行う為の、保守用スペースを背面に設ける必要があった。しかし、今回発売する新製品では、電動操作により、ATM機が最大1メートルまで、前方に移動させる事が出来るので、後ろ側にスペースを確保する事が可能。また、ATM機ごと装置が前方にスライドするように設計されている為、機械前にはレールが無く、バリアフリー対応になっている。

■アレストが「小型シールプリント機」販売 低価格でコンパクトサイズ化に成功
 マルチメディア関連機器ベンチャーのアレスト(東京都新宿区)では、小型シールプリント装置、「ピクジョイ」を開発。98年1月より全国的に発売する。同社の製品、ピクジョイは、デジタルカメラで撮影した顔写真等を簡単に作成出来るもの。また、従来機種とは異なり、価格的には約半額で、機械の小型化に成功。これにより、企業や各種サービス業で利用される場合、場所を取らず設置する事が可能となった。サイズは、幅43センチ、奥行き35センチ、高さ13センチ。尚、小売価格は、30万円台になる予定で、年間1000台の販売を見込んでいる。




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