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CRES 英・仏不動産視察団報告会を開催 投資事情等の調査結果発表
1997.12.01 16:38
不動産シンジケーション協議会(=CRES、東京都港区、田中純一郎理事長)では12月9日、10日の2日間、中央大学駿河台記念館(東京・御茶の水)にて、先に行われた英・仏不動産投資事情使節団の報告会を開催した。
CRESでは8月31日から9月13日迄、岩沙弘道・三井不動産代表取締役専務を団長として総勢20名の視察団で、英・仏2ヵ国を訪問し、両国で活用されている不動産共同頭皮の様々なインフラについて調査した。
フランスでは不動産小口化商品SCPI、ビアジェ制度、都市の保護・保全、都市再開発における民間活用の実態などを調査、合わせてパリ・デファンス地区やOECD(経済協力開発機構)、パリ日本文化会館などを訪問、視察した。
イギリスでも英国ビッグバン10年間が好調のロンドン不動産市場へ与えた影響や、データバンクの提供する不動産投資指数の実際と、これをベースにした証券業者の不動産先物市場など、今後の我が国の取引慣行に影響すると考えられるテーマで調査が行われた。
2日間の報告会では1日目に「SCPI」、「IPD指数」、「オークション制度」などのテーマで英仏の不動産市場について、2日目は開発手法および運営の実態など、都市開発中心に報告された。