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日立ビルシステム エレベータ利用者の事故も低減 マルチビームドアセンサーの取り付けも促進
1998.01.01 16:51
日立ビルシステム(本社・東京都千代田区、深山俊彦社長)では、平成8年4月よりエレベーター乗り降り時の安全をより高める為、利用者にやさしい「マルチビームドアセンサー」の取り付けを行っているが、ここ一年半の間に、約2000台の同センサーを付設し、オーナーや利用者から、便利なシステムとして評価されている。
本装置は、エレベーターのドア上下、1.8メートルに赤外線を40本走らせて、その遮断の有無により、閉まりかけたドアを反転させるもの。これまでの場合、閉まりかけたドアを反転させるには、開釦を押していたり、戸の先端に取り付けられた安全装置(セフティシュー)を、手や体で押さえなければならなかった。しかし、このマルチビームドアセンサーにより、ドアにエレベータ利用者がぶつかったり、挟まる事故も低減される。