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エスパー ビル用賃貸管理ソフトの発売を機に東京ビルヂング協会例会で講演 居住用では300件以上の販売実績

1998.02.21 16:07

 今月10日、不動産業務ソフト専門メーカーのエスパー(東京都新宿区)が東京ビルヂング協会の例会で講演を行った。きっかけはビル向け賃貸管理ソフトの発売。約280人が熱心に耳を傾けていた。
 当日の演題は「賃貸ビル経営管理におけるパソコンの活用度」。文字通りビル経営上の賃貸ソフト導入の利便性を説いたものである。
 エスパーの新ソフト「EBUILS」(エビルス)は、あくまでビル管理面の使用を強化した内容。光熱費やメンテ代等変動費の出力を円滑に行えるよう按分機能を充実させたり、本社、支店等複数の請求先への対応やビルごとの収支報告書の作成を可能にするといった具合だ。
 このほか、フリーレント等イレギュラー事項への対応やLAN対応、ファームバンキング機能の完備など、まさに至れり尽くせり。標準価格は230万円、リースでは月々約4万円からとなっている。
 同社は主に居住用対応ソフトとなる「レガナム」をすでに300社以上の賃貸管理会社に販売した実績をもっている。その勢いで今度はビルオーナーやビル管理会社への販売を手掛けるというわけだ。
 「当社は”エビルス・メイト”という概念を大事にしていきたい。例えば、カスタマイズでは個別ユーザーごとに差異をつけるのではなく、同一システムを構築し各々をネットワーク化していきたいのです。もちろん、経理ソフトや検針の制御システムへの連動を図り、ソフトの利便性は貪欲に追求していきます」とのことだ。




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