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INAX 設計、施工部門に267点の応募 店舗デザインコンテスト受賞者決定

1998.03.01 11:20

 INAX(水谷千加古社長)が実施した「店舗デザイン・アイデアコンテスト」の「設計・施工部門」「一般部門」それぞれの受賞者が決定した。設計・施工部門には267点の応募があり、最高賞の金賞はホテルモリノ新百合ヶ丘(川崎市)を手掛けた日建スペースデザインが受賞した。
 INAXの店舗デザインコンテストは今回で2回目。昨年9月からは11月にかけて応募が受け付けられた。
 商業施設に携わる設計・施工者を対象とした設計・施工部門では、タイル・石材を使用した商業施設について作品を募った。
 (社)商業施設技術段階連合会顧問の高村英也氏を審査委員長に、内田繁、中西元男、田中俊行の各氏が審査に当たった。
 金賞に次いで、銀賞には茶席ROSANJIN(福島市)を手掛けたインターコース、同じく石の百年館(茨城県)の建築研究所ダ・ヴィンチ、HSMA・ENKAI(千葉市)の竹中工務店、中国放送(ロビー改装工事・広島市)の宮森洋一郎建築設計室、ラウンジアリババ(新宿区)の櫂デザインラボの各社。この他、銅賞10点、アイデア賞5点に加えて、ユニークな5点にアイデア賞が授与された。
 アイデア賞の中で、東京・神田のスポーツ店、ミナミ神田本店の場合、エレベータ内の壁・床・天井に白いタイルを貼るという発想が評価された。設計は柿谷耕司 アトリエ。天井の灯りとり、点検口など細かなアイテムをすべてモジュール化し、一つのグリッドで空間を仕上げる事で、総タイルの漸新性を際立たせている。
 同じくアイデア賞受賞のブルーベアカフェ慶応新宿店は、エントランスおよび店内中央の柱壁面や床などに100角と50角のタイルを組み合わせた濃紺と白の市松模様を形作り、彩りのメリハリをつけている。
 一方、店舗デザインに関心を持つ人を対象にした一般部門では、金賞は該当作品なし、金賞次点に名古屋モード学園の藪三佳さん、東京デザイン専門学校の鈴木小夜さんが選ばれた。




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