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文化シャッター 布製防火シャッターで初の避難口付タイプ

1998.03.01 11:21

 文化シャッター(本社・東京都板橋区、亀谷晋社長)は、シリカクロスを使用した布製防火・防煙シャッター「セレスクリーン」を開発し、避難用の潜り戸を本体を一体化した業界初の「避難口付タイプ」と、「全閉鎖タイプ」の2タイプを商品化した。
 セレスクリーンは本体に厚さ0.6mmのシリカクロスを採用した新タイプの防火・防煙シャッターで、建築基準法の性能規定化の流れを背景とした新商品。本体重量が0.69kg/㎡とスチール製シャッターに比べて20分の1と極めて軽いため、建築物への影響が少なく、また施工の省力化にもつながる。
 最大間口が8m、最大高さが5mと大型対応がきく一方、ガイドレールの溝幅が10mmとスリムなため、意匠性が高く、収納スペースもコンパクトで、天井内の省スペース化が図れる。
 今回、業界で初めて開発された避難口付タイプは、本体のスクリーン部分に避難用の潜り戸を組み込んだもの。開口部分を両側から2枚のスクリーンで挟み込む形状で、火災や煙による風の煽りにもすき間をつくることなく、一定の防火、防煙性能が保てる。
 今年4月の発売予定で、間口6m×高さ3mのタイプで本体価格120万円を予定。
 初年度は5億円の販売を見込む。




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