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マリンエステート 横浜に競売情報公開センター誕生 専門スタッフ揃え6月開設予定
1998.03.21 10:27
競売ブームが盛り上がりを見せる中、横浜で地元不動産会社による「競売情報公開センター(仮称)」が6月開設に向け、準備が進められている。競売参加者は急増しているが、裁判所での物件資料閲覧の煩雑さや素人ではわかりにくい点などが指摘されており、民間情報センターの開設は注目を集めそうだ。
「情報公開センター」を開設するのは横浜・平沼の地元不動産会社・センチュリー21マリンエステート(田中伸社長)。
同社は3年程前から自社で競売物件の入札、再販を手掛け、これまでに約30件を競落している。また地元業者などを集めて、競売に関する勉強会などを開催してきた。
情報センターは現在同社が横浜駅東口駅前の横浜中央郵便局のすぐ裏手に建設中の自社ビル内に開設する予定。1階を同社が自社店舗として使い、2階の約20坪のスペースを情報センターに充てる。1、2階は吹き抜けの作りで、センター来場者は同社の従業員とは顔を合わせずに2階まで上がれる作りとする。
センター内には東京地裁、横浜地裁の競売物件情報に加えて、財務局の一般競争入札や定価売払の物件情報を置くことも検討している。
情報センターと同フロアには弁護士や税理士も常駐に近い形で待機して、一般顧客の相談等に対応する態勢をとる。
利用は会員制となる見込みだが、閲覧のための会費は当面無料とする方針。
同社としては来場者に物件を自由に物色してもらい、仮に入札するとなった段階での調査や手続きの代行フィーや指南料のような形で、売上げを見込んでいく予定だ。