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松下電工 新方式のビル管理システム 5万平米のクラスに対応 自律分散型ネットワーク
1998.03.21 10:47
松下電工(本社・大阪府門真市)では、延床5万平米クラスの建物に対応した新方式のビル管理システム「TOTALINK BA50」を開発、4月1日より発売する。
これは従来のセンターマシンでビルの照明や空調などの各設備を集中コントロールするのではなく、各設備を自立させ、ネットワークで結ぶことでトータルにコントロールしていくシステム。監視制御部分を分散して設置することで、トラブル回避やシステムの構築・拡張にフレキシビリティを持たせている。
対象建物の適用規模は5万平米程度で管理点数は最大3万点。BASエンジンの数を増やすことで、小規模から大規模まで、建物の用途に応じたシステムが構築できる。
またセンター装置にはウィンドウズNTが稼働するパソコンを採用し、操作はすべてマウスによるアイコン選択。頻繁に監視する必要のある画面を登録したり、指定時刻に画面を表示するといった設定も出来る。
標準的なシステム価格は5万平米クラスの建物で8000万円。年間販売目標は10億円。
このBA50に引き続き、同社では今年10月発売を目標に、現在総合型防災システム「TOTALINK FR10」の開発も進めている。