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森ビル アーク都市塾10年目迎える 700社3500名の卒業生輩出 4月20日から第20期が開講

1998.04.01 17:32

 森ビル(森稔社長)文化事業部が主催するアーク都市塾が、開塾から10年目を迎えた。21世紀に向けた新しい都市社会作りの技術と知識、感性を備えた人材育成と参加者の交流を目的に開講されてきた同塾では、これまで様々な分野から約3500名(700社)の卒業生を輩出。4月からは第20期が開講する。
 第20期アーク都市塾は4月20日から9月下旬までの約半年間、東京・六本木のアーク森ビル36階に今回から新たに移設された「アカデミーヒルズ」を会場として開設される。
 「環境デザイン」「情報デザイン」「経営デザイン」という3つのスクールを中心に運営され、講義とゼミがある。講義は3つのスクールを合わせて約30講義で、塾生はどの講義にも参加できる。ゼミではより専門的、実践的な共同研究を行う。
 各スクールの主な研究課題は、「環境」が「事業性からみた都市開発事業」「東京都心における高密度居住空間のあり方」、「情報」が「インターネットを利用したビジネスプランの構想」、「経営」が「担当事業・業務・プロジェクトのリオリエンテーション」など。
 アーク都市塾塾長でもある伊藤滋氏や石井威望氏など慶応大学の教授陣を中心に、建築家の菊竹清訓氏や月尾嘉男・東京大学教授らがアドバイザーとして指導に当たる。
 開講時間は平日の午後6時30分から9時。入塾料は1名30万円(1期間)。
 会場となるアカデミーヒルズは全室1.5Mbps大容量・高速インターネット回線を完備し、デジタルプレゼンテーションやメディアを使った研修に必要な機材が完備された教育・研究スペースとなっている。




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