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日立ビルシステム リモートメンテナンスシステム ヘリオス導入で24時間常時稼働へ

1998.04.21 17:04

 日立ビルシステム(東京都千代田区・深山俊彦社長)では、エレベータのメンテナンスを極力止める事なく保守出来るシステム「エレベータリモートメンテナンスシステム」(愛称・ヘリオス)の積極導入を展開している。
 エレベータのメンテナンス等は、一般的には止めて実施しており、制御信号がリレー(接触器)で構成された、比較的古いエレベータはもとより、最近のマイコン系エレベータでも止めてメンテナンスしているのが実情だ。
 しかし、ビルの高層化や複合化に伴い、ビルの縦の交通機関であるエレベータは、”常時利用したい”とのユーザーニーズの高まりから、常に止める事なく、24時間遠隔診断し、異常の有無や前兆を診断。有事の際には迅速な対応をするコンピュータによる機械化メンテナンスと、専門技術者によるメンテナンスを組み合わせ、エレベータの利用性を向上させたシステムを構築したもの。
 このシステムでは、エレベータの24時間・365日常時診断により、停止による利用者の不便を解消する。




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