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日本ビクター 高速光無線LANシステム強化 オフィスのモバイルコンピューティングに対応

1998.04.21 17:13

 日本ビクター(東京都港区)では、イーサネット完全互換の10Mbps高速光無線LANシステム「VIPSLAN-E」のラインナップ強化として、”S-COIL”(天井取付タイプの光無線ハブ)、”W-COIL”(壁掛けタイプの光無線ハブ)、”M-MOIL”(S-COIL、W-COILと通信を行う光無線インターフェイス)、”M-MOIL CARD”(ノートPC用M-MOIL)を販売している。いずれも近赤外線利用による光空間伝送方式によるもの。
 これにより、オフィス内でのモバイルコンピューティング環境が実現すると同時に、壁掛けタイプの採用により、従来に比べ設定時間も大幅に短縮できるなど、「VIPSLAN-E」がさらに使いやすいシステムとなっている。
 特徴としてはこのほか、既発売のMOILとS-COIL、W-COILの組み合わせによる通信距離10mの実現、2台のS-COILまたはW-COILの位置を実現させれば一方のS-COIL(W-COIL)の間でネットワークが切断されても瞬時にもう一方のS-COIL(W-COIL)に切り替わりネットワークを切断しない、新開発のスマートリンク機能によりサーチ時間を現行の最大の10分の1に短縮といった点があげられる。標準価格は6万9800円~16万8000円。
 近年のインターネット、イントラネットの急速な発展で企業内を中心に推進されるLAN化に同社は光無線で対応している。




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