週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

松下電工エンジニアリング 省エネ、情報化リフォーム推進 強みは20万点に及ぶ豊富なアイテム

1998.05.21 15:14

 松下電工エンジニアリング(東京都・港区)では、「A&Iたまちリニューアル」をキャッチフレーズに、建物設備の診断からリニューアル工事までを行っている。
 「省エネ」「情報化対応」「安全」をキーワードに設備状況の調査やリニューアル実施までを顧客に提案する。そのためのツールとして、「診断PACK」と「ご提案PACK」の二種類のパッケージカタログを使用している。これらは簡単に設備状況とその対策が理解できるように、イラストを取り入れたQ&A方式や対話方式で描かれている。
 「首都圏でこれからリニューアルが必要な建物の延床面積は五千万平米に達するといわれており、その8割が200坪以下の建物であるとの調査結果が出てます。当社ではそれらの建物をターゲットに行い、リニューアルの提案を行っています。一般にリニューアル工事はテナント移転に伴う原状回復工事の際に行われるケースが多いので、その情報収集に力を入れています。
 最も手掛けていることは「『素人が素人に提案を行う』ということで、難しい専門用語を少なくし、人気漫画のキャラクターを挿絵にしたパンフレットを作成し使用しています」(営業部長嶺部長)。
 同社の最大の特徴は松下電工製の20万アイテムというアイテム数の豊富さ。今年6月にOPENの岩本町の山崎製パン本社ビルで、システム天井はじめ13アイテムを使用している。




週刊不動産経営編集部  YouTube